風に吹かれて

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2006年 04月 15日

新旧の船、 復元帆船「サンタ・マリア号」ほか

 今日もまた朝から雨。お花はみんな花びらを閉じて眠っています。
 そこで、何となくUP しそびれていた船を上げてみます。

 復元帆船「サンタ・マリア号」 メリケン・パークにて
 コロンブスがアメリカ大陸に到達してから500年目に当たる1992年。
 その航海に使用されたサンタ・マリア号を、可能な限り忠実に復元して、
 コロンブスが目指したと言われる"黄金の国・ジパング"へ向けての実験航海が
 (財)サンタマリア号協会によって行われました。
 この船は、その実験航海に使われた船で、現在はメリケン・パーク内に置かれています。
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 1991年7月13日、スペインのバルセロナ港を出港。290日間、35.000kmの
 航海を経て、1992年4月28日に神戸港へ入港しました。
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 総トン数 120t、全長 32.21m、幅 7.9m、メイン・マストの高さ 28.0m、
 帆装 横帆(四角帆)4枚、縦帆(大三角帆)1枚
 最近の豪華客船を見慣れた目からすれば、よくもまぁ、こんな小さな船で・・と
 驚くばかりです。

 自衛艦「AS 405ちよだ」 
 サンタ・マリア号を見た日、川崎重工業のドックに入っていた潜水艦救難母艦です。
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 船尾には伝統の軍艦旗
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 遭難した潜水艦から乗員を救出するのが任務ですから、武器は搭載していません。
 代わりに潜水病にかかった人を治療する減圧室があるそうです。

 空荷のコンテナ船 4月12日、朝靄の中から現れました。
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 全く荷物を積んでいないコンテナ船は初めて見ました。コンテナを固定する枠がよく見えます。
 それと吃水が上がっているので球状船首(バルバス・バウ)が珍しくハッキリ見えています。
 このバルバス・バウを船首水面下に付けることにより、船首が起こす波と、球状部分が起こす
 波とが、お互いに打ち消しあって船首から波が立たなくなり、波の抵抗(造派抵抗)を少なくす
 ることが出来ます。それで普通の船首の船よりもスピードを出すことが出来ると言う事です。

by cazu88 | 2006-04-15 18:14 | 風景 | Comments(2)
Commented by yachotori at 2006-04-15 22:40
船の専門用語や記録がたくさん出てきて、豊富な知識にもびっくりです。
船や海にはロマンが似合う。それを実行することは辛く厳しいことが多いとは思いますが。
Commented by cazu88 at 2006-04-15 23:09
yachotori さん、こんばんは。ここへ来るまでは専ら山歩き。海の事は
知らない事ばかりです。それだけに一層ヤジウマ根性が刺激され、色々
調べるオモシロサに嵌っています。今は便利なサイトが沢山ありますので
大いに助かっています。


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